女流雀王決定戦2日目

pon-nari2006-02-01



『女流雀王決定戦』2日目が行われました。
いよいよ中盤戦、6回戦から10回戦までです。


6回戦
追う側と追われる側
タイトル戦においては断然追う側が有利である。
前半大量リードしたもの後半に厳しいマークに合い、
タイトルを逃すなんてケースもよく見られる。
先手は取りたいが、マークはされたくない。
難しい問題だ。


今回、追われる側の立場に立ったのは崎見さん。
1日目の後半戦同様、この日もマークが厳しい。
ノーホーラーでのラスを引かされる。


この半荘トップは眞崎さん。
大物手は入らないものの、手数で圧倒し決定戦初トップ奪取に成功。
やっと本来の麻雀になってきた感じか。
トップからの並びは、眞崎さん・横山さん・鷹来さん・崎見さん。
初日のトータル順位とまったく逆の結果。
一気にポイント差が詰まった。


7回戦
東4局、親番の鷹来さんに早い手が入った。
4巡で以下の形。


 二三六七八八八⑤⑥⑦⑦589 ドラ⑥


ダイレクトの7引きを考えるとペンチャンは落としにくい。
タイトル戦の決勝ともなれば余計に悩むところか。
実戦では、鷹来さんは5を切った。
しかし、先に引く4・6。
さらに切られる一・四。
追い討ちをかけるように打たれる崎見さんからのリーチ。
なんとか追いつくもののリーチ後に崎見さんへの放銃となってしまう。
1巡早く崎見さんの河に捨てられた一が悲しく微笑んだ。


このリーチ合戦を制した崎見さんが僅差のトップを獲得。
トップから、崎見さん・横山さん・鷹来さん・眞崎さん。


8回戦
下克上。
ついに1回戦から不動の首位を守ってきた崎見さんの牙城が崩れた。
珍しく大きな動きもないままに迎えたオーラス。
鷹来さんが怒涛のアガりを決めた。


 ①①①②③④⑤⑥44TTT 一発ツモ④ ドラなし


 三三④④⑤⑤⑧⑧778RR ツモ8 ドラ④


会心の親満2連発。
横山さんが地獄の白単騎を止める場面も見られたが、
そんな事はまったく気にしない。
トップから、鷹来さん・眞崎さん・横山さん・崎見さん。


9回戦
8回戦同様にオーラスの親のアガりで勝負が決まる。


 二三五五五六七八⑦⑧⑨33 一発ツモ四 ドラ⑨ ウラドラ一


イーシャンテンでの五残しが絶妙で、見事な親満ツモであった。
アガったのは横山さん、捲くられたのは崎見さん。
崎見さんにとって今日は苦しい展開が続く。
これにより崎見さんがトップに返り咲き、
横山さんがプラスゾーンへ。
トップから、横山さん・崎見さん・鷹来さん・眞崎さん。


10回戦
オーラスまで淡々と進み、僅差ながら崎見さんがトップ目。
ラス目の横山さんが満貫ツモなら一気に捲くられだし、
一人ノーテンでもトップ陥落という情況。
結果は二人テンパイで終了し、崎見さんのトップ。
横山さんが一発orウラ条件のリーチを敢行していれば・・・
眞崎さんが頑張ってテンパイを維持していれば・・・
タラレバはいろいろあるが実際には厳しい選択ばかり。
結果、トップから崎見さん・鷹来さん・眞崎さん・横山さん


2日目を終えてのトータルポイント
崎見さん 157.6
鷹来さん 76.3
横山さん −15.1
眞崎さん −223.8


最終日は2月15日(水)秋葉原『日本アミューズメントサービス』
11:00対局開始
会場アクセス:http://jamu.co.jp/map.htm