女流雀王決定戦

熱き女の戦い



今年最初の協会タイトル戦決勝
『女流雀王決定戦』
が開催されています。
1日5半荘の3日間、計15半荘で争われます。
その初日が28日の土曜日に行われました。
採譜で全タイトル制覇を今年の目標に掲げたのですが、
今回は立会いという立場で参加となりました。
はやくも夢破れる。。。


女流雀王は今期で第4期となりました。
過去3期における優勝者は・・・
 初代:手塚紗菊さん
 2期:奥村知美さん
 3期:崎見百合さん
となっています。


で、今期の決勝メンバーはというと・・・
ディフェンディングの崎見百合さん
横山明香さん
鷹来奈央子さん
眞崎雪菜さん


1回戦
先手を取るためにどうしてもトップが欲しい。
誰もがそう願うところ、
特に決勝初進出の鷹来さん・眞崎さんはその思いが強かったのでは。
しかし、実績で突き抜ける崎見さんがそんな想いを打ち砕く。
リーチに対しても怯まずに、力強くアガりきる。
崎見さんらしい麻雀でまず一歩抜け出した。
結果、トップから崎見さん・鷹来さん・横山さん・眞崎さん


2回戦
この日は決勝初参戦の二人で明暗がはっきりと分かれた。
好調だったのは鷹来さん。
そんな鷹来さんが崎見さんとのマッチレースを制してここではトップ。
山場は南3局2本場。
先に動いたのは崎見さん。
ダブ南を仕掛けた後、絶好のドラの間⑤をツモりテンパイ。


 一二三②②④⑤⑥67 ポンNNN ドラ⑤


勝負ありかと思われたが、
鷹来さんがしぶとく追いつき、そしてアガりきった。


 六七八45888RR ポン中中中 ロン3 ドラ⑤


点数は1000点と安いが大きなアガりとなった。
結果、トップから鷹来さん・崎見さん・眞崎さん・横山さん


3回戦
この日の鷹来さんが好調なのは見てる側にも十分伝わってきた。
3回戦も南2局を迎えてトップ目。
そんな情況で入った役なしドラなし両面テンパイ。
当然のように打たれるリーチ。
アガれる気しかしなかったのではないだろうか。
実際、他者の手の進行は悪く十中八九鷹来さんのアガりのはずだった・・・


7巡目 二三五六七八八①①①567 ドラ9


しかし、ツモれどツモれどいない一・四。
唯一人前に出てきている崎見さんからもこぼれない。
そして、リーチしてから10巡が過ぎた。
ツモってきたのは2。
静かに河に置くと、ロンの声が響いた。


 五五22778899白白白 ロン2 ドラ9


痛恨の親満放銃。
この両面リーチが悪いとは思わない。
しかし、今回に限ってっては最悪の結果となってしまった。
麻雀って本当に難しいと思わせる局面である。
結果、トップから崎見さん・横山さん・鷹来さん・眞崎さん。


4回戦
ここまでトップ・2着・トップで独走態勢を築いてきた崎見さんに待ったがかかる。
タイトル戦の決勝などではよく見られる包囲網にかかってしまったのだ。
簡単に包囲網といっても3人の気持ちが一つにならないと成功しない。
崎見さんにはアガらせない
そして、崎見さんをラスにするんだ
という気持ちが一つになった。
タイトル戦の醍醐味です。
結果、トップから横山さん・鷹来さん・眞崎さん・崎見さん


5回戦
包囲網を破る強烈な一撃が炸裂した。
東4局東家の崎見さんのリーチ。
他者の崎見さんへの放銃はありえない。
流局かと思われたその瞬間、雷光が落ちた。


 三四五七七⑤⑥⑦23478 ハイテイツモ6 ドラ五 ウラドラ8


あまりにも大きな6000オール。
3者の気持ちを折るのに十分なアガりであった。
結果、トップから崎見さん・鷹来さん・眞崎さん・横山さん


初日の最終結果は・・・
 崎見さん 154.8
 鷹来さん 58.4
 横山さん -31.9
 眞崎さん -181.3


ちょっと差が開いてしまいましたが、
まだあと2日あるのでどうなるか分かりませんね。
ドラマチックな闘牌に期待してます♪


ちなみに・・・
2日目は2月1日(水)旗の台『オヤガー』
3日目は2月15日(水)秋葉原『日本アミューズメントサービス』
両日ともに11:00開始。
観戦は自由となっております。