小倉伝説♪

わかめ好き好き♪



何事にも終わりはくるもの、
不敗伝説もよりによってトビという
もっとも酷い結末をもって終了。。。
結局、41半荘でしたとさ。


今日の雀王では、
そんな不敗伝説の終幕なんて影に隠れてしまうような出来事の話で持ちきり。
後世まで語り継がれるであろう
『小倉の8局』
まさに伝説です。


今日の雀王の営業開始1半荘目のこと。
メンバーはぽんなりと小っちゃいおっちゃんこと今野さんだったのですが、
今野さんがちょっと遅刻ということで、
たまたま雀王にいた福井さんと小倉雀竜位とお客さんの松尾さんとで卓を囲むことに。
起家から、ぽんなり・小倉・福井さん・松尾さんの並び。


東1局
小倉が中盤に切った9が福井さんのピンフのみに放銃となった。
二二四五六②③④56778  ドラ1 ロン9
この何気ない放銃が伝説の始まりだった。
小倉持ち点 24000点


東2局
前回の直接対決で小倉を2連続でハコラスにしている松尾さん。
「またトンだら3連続やで、凄いことやん」
と今日も上機嫌。
小倉も余裕の笑みで対応。
ラスを引くことなんて考えられない様子、ましてやハコなんて。
ここは、いつも通りの積極的な麻雀で放銃となるが
序盤のマンガンなんて気にも留めない。
「自分の麻雀を貫けば結果は後からついてくる」これが持論だ。
③③④④⑤⑤3455688  ドラ③ ロン7
小倉持ち点 16000点


東3局
中張牌バラ切りからポツポツと字牌切りを始めたぽんなり。
一見すると国士かソウズのホンイツ
しかし、小倉の⑥に「ロン!」
西家 六七八④⑤12399西西西  ドラ西 ロン⑥
小倉を弁護すれば、これは明らかに事故。
誰でも掴んだら切ってしまう③⑥。
しかし、これを誰にも渡さずに吸収してしまう吸引力。
これが雀竜位の力であろう。
小倉持ち点 8000点


東4局
いつものように小倉が先制リーチ。
とにかく手が早い小倉であるから、これはいつものこと。
ただ、これが『小倉リーチ』なのか本手が入ったリーチなのかは
自信満々の表情からはまったく読み取れない。
ぽんなりは手にならず一発消しだけして、早々とベタオリ開始。。。
通常だと流局か小倉がツモとなるところなのだが、
このリーチに果敢に向かっていく戦士が一人登場。
もちろん、協会のご意見番・福井さんだ。
最後のツモをツモ切ると「リーチだったか」と高らかにテンパイ宣言。
(ツモがなくてもリーチできるルールです。)
小倉、ハイテイ牌に力を込めるが不発。
渋々ツモ切るのだが、当然流局を許すような福井さんではない。
一二三四四③④⑥⑦⑧RRR  ドラなし ロン⑤
小倉持ち点 4400点


南1局
ここでも小倉の先制リーチ。
振っても振っても手が入る。
常人ならちょっと調子が悪いとたまにはダマをなんて考えるところだが、
小倉にダマの選択はほとんどない。
「徹底」
これが小倉の強さだ。
もちろん、ぽんなりは親番だがベタオリ。。。
結局、ファイター・福井さんと小倉の二人テンパイで流局。
初めての点棒獲得に笑みがこぼれる小倉。
小倉持ち点 4900点


南2局1本場
最後の小倉の親なので、なんとしても流したいところ。
その思いが通じたのか大好きな七対子手が入る。
丁寧に手を進めテンパイまでたどり着く。
七対子はテンパイまでは大変だけど、テンパればアガリは簡単に拾える。
で、掴んでしまうのはここでも小倉。
小倉持ち点 3000点


南3局
雀王では現在、「プロとばし」という企画を行っている。
お客さんがプロをトバしたら、そのプロ直々にジュースをプレゼントというもの。
お店的には、是非松尾さんに小倉をトバしてもらいたいところ。
松尾さんのハネ満ツモでもトバない状況であることから、
オーラスの松尾さんの親番に期待して安い手作り。
中盤にピンフのみのテンパイとなる。
結果は、賢明な方ならお分かりの通り、小倉の放銃。
小倉持ち点 2000点


南4局
松尾さん:31500点
ぽんなり:35400点
小倉:2000点
福井さん:31100点


オーラス、松尾さんの親に全てを託す。
この状況で小倉からの出アガリは期待できず、
一撃で決めるなら2600オールツモ以上が必要。
ドラは東で、松尾さんには都合が良い。
しかし、序盤から苦しそうな捨て牌が続き、中盤に切られた東にも反応なし。
さすがに無理かと思われたその瞬間。
小倉の切った六に声がかかる。
松尾さん「ロン」
奇跡が起きた!
四五②②123789東東東  ドラ東 ロン六


終結
松尾さん:43500点
ぽんなり:35400点
小倉:−10000点
福井さん:31100点


『小倉の8局』概要
8局中7回の放銃。(1局は流局)
トビありルールで6回放銃してトバず。(7回目で豪快にトビ)
リーチをかけたのは小倉のみ。
やはりビックタイトルを獲得するような方は何かが違うということだろう。