女流雀王決定戦最終日

ウソのような本当の話。。。



2日目までの成績は、
崎見さん  157.6
鷹来さん   76.3
横山さん  △15.1
眞崎さん △223.8
それが、最終戦を前にして・・・


崎見さん   50.4
鷹来さん   △9.8
横山さん   △3.9
眞崎さん  △41.7


眞崎さんは並びの条件がつくものの、全員に目のある情況。
まさかこれほどの混戦になろうとは。
何が起こったのか・・・


11回戦
「オハラス」常習犯の横山さんがデカトップを奪取。
一人テンパイ→500・1000→3900と得点を重ねて、
迎えた親番で、


 一一⑦⑦⑧⑧225566中 ドラ七


七対子リーチ。
最後のツモ牌で力強くツモアガり、
ウラドラが⑦となって6000オール。
トップから、横山さん・眞崎さん・鷹来さん・崎見さん。


12回戦
眞崎さんのデキが良い。
本来の手数の多い麻雀が出来ているし、
ここぞの選択を的確に判断できている。


 三四四五五六④④⑤⑥⑥ 暗カン8888 ドラN,4


先制リーチが入っている場面。
ピンズの情報はほとんどなくほぼ同条件。
眞崎さんが選択したのは打④。
これが大正解で、
一発で③をツモり、
さらにウラウラで3000・6000。
崎見さんも良く粘り2着を死守。
トップから、眞崎さん・崎見さん・横山さん・鷹来さん。


13回戦
オーラスを迎えて、トップ目の崎見さん。
初日・2日目まではすんなり終わっていたのだが・・・
イーシャンテンまでいったところで親の眞崎さんからリーチ宣言。
同巡に崎見さんにもテンパイが入る。
悩んだ結果、自分でトップを決めに行くリーチを決断。
しかし、宣言牌である2で放銃となってしまう。


 六七八④④34456RRR ドラ六 ウラ④


ウラウラとなり親ハネ。
痛恨の放銃となってしまった。
これで2着に転落。
さらに1本場、
3着目の鷹来さんにアガりが出て最終的に3着に。
トップから、眞崎さん・鷹来さん・崎見さん・横山さん。


14回戦
東パツの親とのリーチ合戦を制した眞崎さんがその後も加点して衝き抜ける。
焦点が2着・3着争いになったところで、
鷹来さんと横山さんのそれぞれの親番で早い手が入る。
鷹来さん:4巡目リーチの七対子ドラドラ
横山さん:ダブリー・ツモ・ドラ
ともに親満成就。
このあおりを受けた崎見さんが痛恨のラス。
トップから、眞崎さん・横山さん・鷹来さん・崎見さん。


そして迎えた最終戦
横山さんはトップ条件。
鷹来さんは崎見さんが2着なら20200点差以上つけたトップ条件。
眞崎さんは崎見さんをラスにしてのトップなら無条件、
崎見さんが3着なら32100点差以上つけなければならない。


もの凄い緊張感のなか始まった最終戦
東場は静かに進行。
南1局の親番で眞崎さんが細かいながらもアガりを重ねてトップ目に。
崎見さんがラス目のため暫定的ではあるがトータルトップ目に躍り出た。


南2局の崎見さんの親番。
安目ながらツモアガりが出る。


 六六①②③12345789 ツモ3 ドラ三 ウラドラ2


ウラが乗って2600オール。
2着以上なら連覇濃厚なこの局面では大きなアガりだ。
このまま点棒が減ることがなければ・・・


しかし、南3局崎見さんに試練が待っていた。
親の横山さんと鷹来さんの2軒リーチに対して完全な手詰まりとなる。
親だけには振れない情況で選択したのは⑤。
親のピンズのバラ切りと鷹来さんの第1打⑧。
最善の選択をしたかに見えたが、鷹来さんが手を開ける。


 一一三四五③④⑦⑧⑨345 ドラ七 ウラ六


高目の放銃となり一気にラス目へ転落。


オーラス。
それぞれの条件は・・・
眞崎さん:崎見さんをラスのままのアガり
崎見さん:3000点差の3着目を捲くる
横山さん:眞崎さんからの満貫直撃か倍満ツモ
鷹来さん:ラス親なのでひたすらアガる


それぞれの想いが交差しながら取られた配牌。
麻雀の神様に一番愛されたのは眞崎さん。


 一八③③⑦⑧3789T白白 ドラ1


白さえ叩ければの配牌。
1巡目に出される白。
そして・・・
数巡後に手が倒された。
第4期女流雀王誕生の瞬間だ。


第4期女流雀王は、
最終日だけで380P以上の差を一気に捲くった
 眞崎雪菜さん
おめでとうございます♪